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マーキス No.26 | | 原題:MARQUIS No.26 雑誌 148p(オールカラー) MARQUIS 2002年 ドイツ 大きさ:A4
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フェティッシュコード | 【アイテム】ラバーブラ,ロングブーツ(編み上げ),ショートブーツ,ピンヒール,ラバーストッキング,ラバーキャットスーツ,ラバーマスク,グローブ,コルセット,鞭,SF系エロティックコスチューム,半透明ラバーアイテム,PVC,ガーター,轡(くつわ),ビスチェ 【アクション】マスターベーションっぽい振り付け,エロティックダンス,エロティックポージング | エディターズレビュー |
カバーには伝統的なヨーロッパ美女、ジェンカの登場。ブルーのラバーパンツ、コルセットの曲線美がなんと美しいことか!
右写真はP97から。フェティッシュ・ドリームガール──ティナ・エンジェル 撮影 ピーター・W・ツェルニヒ……「ラバーを着るとものすごくセクシーでエロティックな気分になる。ラバーは、とてもタイトフィットでなめらかなので、まるでもう一枚の皮膚に完全に包まれたように感じる。シワも、ヒダもないから、汗もかかないし、ひんやりと冷たい。ちょっと動いただけで、激しく感じちゃう。それにラバーは、色がたくさんあるから好き。想像力の手綱を解いて、自由に羽ばたかせることができるの」
【巻頭言】ピーター・W・ツェルニヒによる毎度おなじみのノート。世の中大きく変わり、われわれフェティシストはもはや好奇の視線で嫌悪まじりに見られることはなくなり、おしゃれなライフスタイルとして前向きに評価されるようになった。あらゆるメディアが「セックス」をあからさまに、堂々と語りだしている。女性がほとんど強迫的に性を享受しようとしているのに対し、男性陣のセックスへの欲望は以前の勢いを失いつつある。プレイボーイやペントハウスは販売部数減少に見舞われ、国際発行を断念しはじめている。かつてのポルノスターはそうした過去を捨て、汚名返上とばかりに淑女路線に変更している。特にアメリカではそうした傾向が顕著だ。テレビ番組から、整形したバストや女性のストリップが消え、ゴシップへとその席を譲った。セックスショップは「エロティック・ブティック」と呼び名を変えて女性を魅力的に見せる服の販売に注力している。同時に雑誌やビデオは以前ほど売れなくなってきた。ポルノは死んだのか? ノー。インターネットを見れば、あらゆるポルノが百花繚乱だ。知人のフェティシスト同士で互いにクロゼットを公開し、カミングアウトしてきたフェティシストたちは、ネットの匿名性の中で再び潜行した。国や立法機関は昔のままの体制を維持することに全力を尽くしているが、抑圧されることを嫌うマイノリティーたちも黙ってはいない。特に女性は、あらゆる差別や抑圧に断固としてノーを言いうる時代である。特にフェティシストの女性は、自らの欲望を積極的に肯定し、また、自分が異性の欲望の対象としてみられることほど素晴らしいことはないと信じているのだ。──内容に惹かれて訳してみた(御免正確じゃない)が、マーキス、ピーター・W・ツェルニヒは、ヴァンプな女性、エッチが好きで自信に満ちた、自分を魅力的に見せたいセクシーウーメンの見方だということを言いたいようだ。なるほど、マーキスに出てくるさまざまな女性たちは、驚くほど魅力的に見える。これは素晴らしいフェティッシュコスチュームを身に着け、「私を、あなたの欲望の対象にして欲しい」というメッセージが込められた瞳で、堂々とカメラを見つめているからなのだ。
【フェティッシュ特集とインタビュー】
ビッグ・イン・アメリカ……イザベラのコスチュームは最近のフェティッシュシーンで注目を集めている。数年前に友人に頼まれて結婚式用のコルセットをデザインしたのがこの世界へはいるきっかけ。それ以後、フェティッシュイベントで彼女のクリエーションを見ないことはないくらいに有名に。たくさんの目を見張る美女たちがポップでフェティッシュな装いを楽しんでいる。
サ・マジェスティー……スペインのイビザというところにあるこの店はラバーやレザなどフェティッシュなコンセプトの店だ。夜な夜なイベントが行われている。
ヴァーサタイルファッションの歴史……ミストレス・アントワネットはフェティッシュの歴史においてみごとな活躍を見せたモデルでありデザイナーだ。彼女の経営するヴァーサタイルファッションはアメリカでもトップクラスの著名コルセットメーカー。気高いミストレスを提案するそのファッションセンスは、一般の女性たちにはもちろんのこと、ハリウッドや音楽会にも熱心なファンをもつ。あのマドンナの写真集「セックス」の衣装にも協力している。「コルセットと強い女」がポイント。1976年に彼女がジョン・サトクリフを訪れ、コルセットを作り始めるところから歴史は始まる。
全訳・ミストレス・アントワネット──女性フェティシストとして、テレビ・ラジオに出演し、あらゆるパーティーに出て話題をさらい、本を出版して、雑誌も発行し、賞も受賞した、歴史上もっとも注目すべき魅力ある人物である。
彼女の会社、ヴァーサタイル・ファッションは高品質なコルセットやフェティッシュウェアメーカーとしてアメリカではトップクラスの位置にある。ヴァーサタイルファッションの長大な顧客リストのなかにはハリウッドの映画製作会社がたくさん含まれている。Lawnmower Man、Free Jack、Sevenなどの映画作品や、Pat Benatar and Rick Springfield、VFらミュージシャンのミュージックビデオ、マドンナのあの有名なSexにもヴァーサタイルファッションは衣装を提供してきた。
◆コルセットと強い女
ヴァーサタイルファッションの強みであり、もっともその専門性が発揮されているのがコルセットである。アントワネットは、スズメバチの腰フェチであると自ら告白しているくらい、このウエストを細く締め付ける古典的なアイテムに魅了されてきた。
1976年には、早くも、彼女はジョン・サトクリフ(アトム・エージの発行人で著名な世界的フェティシスト)をロンドンに訪ねている。彼は、そこであるコルセットメーカーをアントワネットに紹介した。そのときのことを述懐して彼女はこういう。「私はそこで、夢が叶ったと思った。素晴らしい素材、酔わせるような美しい色……」
彼女はすぐに自分でコルセットを作り始めた。最初の作業場は自宅の寝室だった。彼女は自分に合わせてコルセットを自作し、コレクションを宣伝するために自分をモデルにして写真を撮影した。程なくして、膨大な量の素晴らしいコルセットが掲載されたカタログがたくさん出来上がった。16ページの新しい、カラーカタログ最近のものである。
アントワネットは体格のよい女性が好きだった。彼女はフェティッシュの女神が、「大きいこと」に宿ると信じており、作る作品も大きなサイズに対応させた。
◆ドレス・トゥ・スリル(ワクワクするために着る)
彼女と、彼女の魅力的な仲間達は、ドレス・トゥ・スリル、DTTパーティーのホストとしても活動した。このようなフェティッシュ・パーティー・イベントはニューヨークで、夫の死後コンスタンス・スレイターがはじめたDFP、ドレシング・フォー・プレジャーがルーツとして、多くのフェティシストに知られている。ヴァーサタイルはロサンジェルスでドレス・トゥ・スリルをはじめた。
DTTは、DFPと同様、穏やかで礼儀正しく、豪華な晩餐会といった趣である。本物の舞踏会であり、ファッションショーや各種受賞セレモニーが開催された。
若者の文化圏のクラブやディスコで開催されるやかましくてハードコアなイベントとは違い、美食家や目利きの集まる、穏やかでいながら、念入りに構成されているのが、DTTの特徴である。
パーティーへの来場者は、ロスの心地よいホテルで時を過ごす。そして、自分のコスチュームをアピールし、酒をバーで飲みながら同好の士と出会うのだ。
いつも小さな交換会が行われる。また、会場に無数にあふれるフェティシストが熱烈に望むもの、炎のなかの蛾のような──に魅了された大勢のカメラマン達もいる(もちろんホスト側に許諾を得ている)。
DTTは六回開かれ、もっとも最近のものはラスベガスで2001年に開催された。しかし、例の911以降、アメリカはすっかりそうしたパーティーを行う雰囲気ではなくなり、景気も悪化。今までのところ、パーティーは断絶してしまったままだ。
◆チームワーク
素晴らしいスタッフを選ぶ才に恵まれたアントワネットのヴァーサタイルは、長期にわたる成功を享受することが出来た。いちばんのスタッフは、夫のディックである。彼は、「ゾロ」のニックネームで知られる。ところが、心臓手術で死にかけてしまい、今は引退した。アントワネットの長年の右腕だったふたりの男性、ジム・トンプソンとリブスタウトも、今はヴァーサタイルを去っている。
2001年には、若いデザイナー、エディーが、まったく新しいエレガンスな気風を、ヴァーサタイルにもたらした。パリのメインストリームファッションショーに勝るとも劣らない素晴らしい彼のショーが、前回のDTTで開かれた。圧倒的に新しい、花火のような衝撃的なファッションである。にもかかわらず、スクールガール、ナース、メイドといった、クラシックなフェティッシュジャンルを決して切り捨てることがない。
ヴァーサタイルファッションの常連顧客に、あのディータがいる。世界が彼女を知る前から、ヴァーサタイルはディータを魅了した。マーキスは、ヴァーサタイルのファッションショーでディータを発掘した。彼女は今やフェティッシュモデルの世界では神のようなポジションまで登り詰めた。
◆リフレクションズ
雑誌『リフレクションズ』は、ヴァーサタイルファッションの代弁者の代弁者だった。
続きは商品で、英語でお読み下さい。また機会があれば訳します。
ポニーガール……力作「ポニーガール」のスチール(写真)。車が故障して途方に暮れた、アメリカ人女子学生が、助けを求めて駆け込んだ不気味な城。そこで行われていたのは「人間馬」への調教だった。夢なのか現実なのか。マーキスのファンタスティックな世界を写真で堪能。
【フェティッシュ・ファッション】
マダム・クフ……自分に新しい自我を見つけるための必需品──それがマスク。マスクといっても目の回りにつけるヤツで全頭ではない。マダム・クフのマスクはそれでも十分フェティッシュなエロティシズムを持っている。
ピガル・エンマ……エンマは写真家でありながら、スタイリングやヘアメイクアップまでこなすアーティスト。超キュートなモデルにこれまたキュートなフェティッシュファッションを着せて、雰囲気ばっちりでの撮り下ろし。個人用に撮ったらしいので貴重だ。
【フェティッシュ・フォト】
セクシー・ジェンカ……カバーガールとなったオーストラリア出身のグラマー美女、ジェンカをピーター・W・ツェルニヒが撮り下ろし。とてもシャイな25歳。健康的なセクシーガールめざして真摯に仕事する。2001年にはペントハウスの「ペット・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれている。とても美しく、エロティックでふくよかな唇、気品のある目鼻立ちは伝統的なヨーロッパの貴婦人を思わせる。
フェティッシュ・ドリームガール──ティナ・エンジェル 撮影 ピーター・W・ツェルニヒ……「ラバーを着るとものすごくセクシーでエロティックな気分になる。ラバーは、とてもタイトフィットでなめらかなので、まるでもう一枚の皮膚に完全に包まれたように感じる。シワも、ヒダもないから、汗もかかないし、ひんやりと冷たい。ちょっと動いただけで、激しく感じちゃう。それにラバーは、色がたくさんあるから好き。想像力の手綱を解いて、自由に羽ばたかせることができるの」
【レギュラーもの】
フェティッシュポルノ小説・読者投稿・お知らせ(新作ビデオなど)・世界のフェティッシュショップ・広告インデックス・アイキャッチャー(ファッションや一般消費財からフェティッシュなネタを紹介)
【フェティッシュ・アート&メディア】
フェティッシュなビジュアルを楽しめる最新ビデオ・CD・ミュージッククリップ・映画・本などを徹底紹介。もちろんウェブサイトからも最高にフェティッシュなサイトを引っ張ってきているぞ。
【フェティッシュ・パーティー&アクション】
世界中で開かれた直近のパーティースナップ。小さいながらインパクト大なフォトがいっぱい。 |
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