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ヘヴィー・ラバー・マガジン No.13 |
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原題:HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINE No.13 雑誌 128p(オールカラー) MARQUIS 2004年 ドイツ 大きさ:W21.1H29.6D6 修正個所あり ←画像クリックで拡大
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フェティッシュコード | 【アイテム】ラバーブラ,ロングブーツ(ジップアップ),ショートブーツ,ピンヒール,ラバーストッキング,ラバーキャットスーツ,ラバーマスク,ガスマスク,グローブ,コルセット,SF系エロティックコスチューム,半透明ラバーアイテム,チューブ,PVC,ラバーワンピース,ガーター,轡(くつわ),ラバーメード 【アクション】ボンデージ(ベルト),ボンデージ(小物),マスターベーションっぽい振り付け,ラッピング,エロティックダンス,エロティックポージング,酸欠(悶え),調教(SM),感覚遮へい | エディターズレビュー | 【巻頭言】
MARQUISは1994年に設立されて以来、今年で10年目となる。この10年でたくさんのことが変わった。フェティッシュシーンは拡大し、はるかにセルフ・コンシャスになった。とりわけ、女性フェティシストたちの変わり様は特筆すべきだ。
いつも、私はMARQUISと、ヘヴィー・ラバー・マガジンの発行人として、カメラマンとして、適切な女性モデルを探すのに苦労してきた。もちろんビデオ作品を撮るにあたっても同じだ。遠い国のモデルには飛行機で来てもらわねばならなかった。また中には単にお金のために割り切って、この独特のにおいを放つラバーを着る人もいた。
だがこれはもうずっと昔の話。今や事態は大きく改善している。今日、フェティッシュシーンには大勢の美女がいくらでもいる。彼女たちは憶することなく自分たちはフェティシストであると告白し、お仕着せではなく自分たちのラバーコスチュームを喜んで着て、魅了してくれる。ファッション性の向上も、この潮流に寄与している。優れたフィット感と品質を持つ、素晴らしいデザインのラバーコスチュームは、以前はほとんどなかった。だが今やフェティッシュシーンにおいて、多くのデザイナーが登場し、世界市場で競い合うようになったのだ。普通の仕事を辞してこの世界に飛び込み、フェティシズムだけで生計を得る女性たちも増えた。彼女たちは自分自身のフェティシズムにすべてをかけている。これはじつに注目すべき事態である。
素人の女性がフェティッシュモデルとして世界的な名声を博し、成功していることのインターネットが必要不可欠な役割を果たしているのはいうまでもない。自分のウェブサイトで、あるいはメールで画像を数点送るだけでも、今は簡単に、求める人に自分の写真を届けられる。ウェブ前史においては、金をかけて撮影し、郵便メールでカメラマンや出版社社主へプリントを送って、長い間返事を待たねばならなかった。さらに、成功の登竜門である雑誌メディアに掲載されるためには長い時間待たねばならなかった。それが今日、自分たちのウェブサイトを作ることで、自分で知名度を上げられるようになった。雑誌社は、勝手に追いかけてきてくれる。
MARQUISは、2004年の春、ついに最初の「フェティッシュ・モデル・ディレクトリー」を刊行する。光沢のある美しい紙には、世界中のベストフェティッシュモデルが掲載されている。その数は、100人に及ぶ。しかも彼女たちの情報やメールアドレスなど「テクニカルデータ」がついている。まさに、10年前、モデル探しに多いに苦労した私がいちばんほしかった、美しいフェティッシュモデルの電話帳だ。
今号でも新しいフェティッシュモデルが何人か登場する。楽しんで!
【ラバー・モデルズ】
■サマー・カミングス───戻ってきたフェティッシュ・スーパースター……ぴたーによるサマーの撮り下ろし。デビット・リンチの映画セットを思わせるクアント(古風でちょっと懐かしいような、奇妙な)背景の前で、持ち前の超弩級バストをラバーにくるんで媚態を見せる。ブルーのキャットスーツにマスク、チューブ、ガスマスク、ホースなどの小物をうまくあわせる。
■パッツィー・プラスティック……半透明のレインコートを、これまた半透明のラバーキャットスーツの上から着る。顔も半透明のレインコートのような素材のかぶり物をして苦しそうにあえぐ。吐いた息や、汗が半透明素材にぺったり浮き上がって独特のエロティシズムを醸し出す。
■エミリー・マリリン ニュールック……これまではMARQUISがあまり注目してこなかったエミリー。しかしフェティッシュシーンでは何度も彼女の名前が挙がっていた。今回彼女を撮り下ろしてみて、今まで無視していたのを大いに反省するピーター。彼女は本物のフェティシストだ!撮影中にももっとラバーを、と叫び、トータルエンクロージャー状態が大好きという。半透明のラバーキャットスーツをシンプルに着こなしたあと、黒ベースのデザインされたラバーメードコスチュームに耽溺。ギャグもうれしそうにくわえる。
■ラバー・エヴァ……ティーンエージャーのときに初めて着たウェットスーツから、この世界の虜に。きつく密着するラバーが大好きになり、自身が本物のフェティシストだと気づいたのは、今の恋人であるポールがこの世界を教えてくれたから。特にエヴァが好きなのは、呼吸プレイ。「呼吸プレイは危険が多いので、一緒にやる人と綿密な打ち合わせを。長い時間空気無しでいるのは危険。解除のサインを決めておくこと。ひとりでやらないこと」などとアドヴァイスをするあたり、かなりやり込んでいる。仕事も辞めて、この世界で自分のウェブを立ち上げ、モデルとしてやっていくという。MARQUISの、大きなアイオープンの赤いマスクがかわいい。ほかにも立体成型の唇がついたマスクや、真っ白のラバーコスチューム姿など見物。
■サーピラ……サーパント(蛇)とも聞こえる彼女の名前。まさに名は体を表すというとおり、フェティッシュモデルとしてまるで蛇のように自在にポージングする彼女のエロティシズムは格別だ。半透明ラバーが中心。マスクも。
【ヘビー・ラバー・ファッション】
MARQUISブランドのオリジナルらばーコスチュームの紹介。手の部分がない、ラバーキャットスーツは、中の空間で手を動かせるが、完全密閉できる。白い半袖のラバーのボタンダウンシャツにミニスカート、ラインの入ったハイソックス、大きく目の部分があいたラバーマスク(ポニーテールを出す穴が左右にひとつずつあいている)の出で立ちの、総ラバースクールガールコスチューム。かわいい。ゴージャスなひだのついたロングスカート、赤とオレンジのラインがビビットなコルセット、胸が大きくあいたワンピースなど。色も豊富なカラーバリエーションから選べるものもあってオススメ。
【ビザール・ストーリー】
■ラバー・ウィーク・エンド……dqe7m4氏のビザール小説。全身ラバーコスチュームのドミナが奴隷を蹂躙する。ガーノットのイラストがイメージをかき立ててくれる。
■ナオミの最初のフード……マイク・ビッカーズの小説。ラバー関連。MARQUISブランドの最新作の写真がイメージカットとして使われている。
【ウェブレビュー】
■ラバーエヴァ・ドット・コム……ラバーフェティシストのエヴァは昼間の務め仕事を辞めてこのサイトを立ち上げた。全身をキャットスーツでみっちり覆った上、顔面もマスクやビニールなどをかぶり、ラバーと皮膚のあいだに残るわずかな空気だけで窒息寸前まで苦しむ呼吸プレイが大好き。しかもコンドームまでかぶってしまう。そのビジュアルのすごさと来たら。
■ペット・ガールズ・ドット・コム……シモン・ベンソンが立ち上げた、美女をペットのようにしてしまおうというテーマのサイト。このサイトに来たあなたは、美女やカワイコチャンが鎖や犬の首輪をつけられ、家畜のような餌を与えられ、だらしなくご主人様におねだりしたり、為すすべもなく犬小屋や馬の飼い葉のわらに寝そべるリアルな様子を見ることができる。
【ラバー・ドミナトリックス】
■アマンダ・ワイルドファイア ディアボリカ城の女王様……アメリカのラバーミストレスアマンダの特集。以下にインタビューを全文翻訳した。
HRM:まずは自己紹介を。
アマンダ:私はアメリカのミネアポリスから来た、身長180センチの女王様。中西部の静かで小さな町で、奴隷を、危ない感覚へと誘う。私のいちばんの興味は、ヘビー・ボンデージと医療のジャンルでの服装倒錯。私のウェブサイトがあるから詳しくはそっちを見てね。
HRM:ミストレスとしてのキャリアは?どうしてこの仕事を選んだの?
アマンダ:ほかの女王様たちと同様、私はこのために生まれてきたようなもの。この、普通はまったく評価されない高い身長。女王様だからこそ武器としていかせる。11年この仕事をしている。専門のボンデージダンジョン(プレイ目的の地下室)をはじめて9年になるわ。若い頃からボンデージシーンに関心を持ってきたのに加えて、私はジェームズ・ボンドの映画の中のいかれた科学者みたいに、秘密のアジトであやしげな実験をしてみたいといつも思い描いてきたの。新しい器具や、おもちゃを、デザイナーと一緒に作るのは最高。
HRM:後悔はないの?
アマンダ:冗談でしょう? 女王様の道はこの世の中で最高の人生だわ。ここでは、私はいろいろな役を演じることができる。作家。プロデューサー。コスチュームデザイナー、そして女優。私のダンジョンにとらわれた奴隷たちと一緒に。
HRM:どんな扱いを奴隷に施すのが趣味?
アマンダ:ヘビーで、身体がまったく動かせなくなるくらいにボンデージして、マスク、コルセット、ハイヒールブーツ、そしてもちろん、貞操帯もつける。私の調教の目的は、喜びの感覚をすべて抑圧して、完全に奴隷の心身両方を私の支配下におくこと。最近はたくさんのラテックスアイテムをかき集めて、この世界的なラバーカルトにたくさんの初心者を誘っている。
HRM:どこで奴隷やモデルを見つけるの?撮影やプレイへの心構えは?
アマンダ:奴隷のほとんどはDDIマガジン経由。私の写真やビデオのモデルは何年も私とつきあいのある個人的な奴隷たち。セッションの前に、私の奴隷は性器の陰毛を剃って服従の意を表すためにラバーのパンツを身に付けなければならないの。
HRM:セッションでは絶対にやっちゃいけない禁止事項とか、あと絶対にやってもらいたい必須事項はありますか?
アマンダ:きつく拘束されている感覚を楽しまなければダメ。あと初心者はお断り。経験者との長い時間をかけたセッションを好むんです。彼らが動けない状態でのヘルプレスぶり、脆さを見るのが私の喜びの源泉。
HRM:あなたの個人的なフェティッシュアイテムは?
アマンダ:ラテックス! ブーツ! コルセット! もちろん変態プレイのためのいろんな装置や小物も好き。私のベストスレーブは、私の欲求を理解してくれ、いろんなアイテムを買ってくれる人。新しい道具やコスチュームを試したりでザインするのが好き。最近のお気に入りは、MARQUISの馬の蹄をしたブーツかしら。あれは超かっこいい。
HRM:自分のプレイルームを持っているそうだけれども、どうやって作ったの?
アマンダ:私のダンジョンは、最新の体育館とフェティッシュウェアーショップを足して2で割ったようなもの。特に医療関係の設備、小道具がそろってるの。私の夢は、いろんな奴隷が自分の最高の満足を引き出せるように、あらゆる色、サイズのラバーアイテムを集めることよ。
【ビザール・アート】
■ガーノットノビザールギャラリー……ピンクのキャットスーツを着たポニーテールの女の子を何本ものベルトでぎちぎちに拘束。黒とピンクのコントラストが何ともいえずエロい。
■ビザール・ライフ……ロバート・ブレイニーのイラスト。色鉛筆で表現した、性器やハイヒールを著しく誇張したビザールイラスト。
【ビザール・エクストラ】
■メイルボックス……読者投稿。
■メールオーダー……誌上通販。
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